スマホケースの印刷方式
スマホカバー(ケース)の印刷技術解説ページです。随時更新していきますので、是非ご参考下さい。
■スマホカバーの印刷方式
- 現在スマホカバーにプリントを行う印刷方法は主に4種類あります。
- それぞれに特徴がありますので、比較検討下さい。
・UVインクジェット方式
- インクジェットプリンターを使用し、安価で、印刷精度も早く正確なので、大量生産に向いている。
- スマホケースの材質を選ばず印刷できるが、鮮やかさに欠け、色表現にも限界がある。
- 側面印刷を行った場合、角部分はぼやけてしまう。
・顔料プリント方式
- UVインクジェット方式と同様、顔料系のインクで、鮮やかさと品質はこちらが上だが、生産能力は低い。
- ただ、スマホケース側面の印刷に弱く、角で絵柄がずれたり上下にボケが出る。
・水圧転写方式
- 水を利用してフィルムを転写しプリントする方式。
- 鮮やかに印刷できるが、単色部分が多いデザインの場合、ムラの様な模様が出現することがある。
- またデザインとスマホカバーを合わす作業は手作業の為、プリントにずれが生じることがあり、生産能力も低い。
- 複雑な形状のものにも転写出来るので、ケースの側面にもプリントできるが、ケースやカメラ穴の端などには印刷が入りづらく、印刷が薄くなる事が多い。
・曲面印刷方式
- huru niaのハードケースで使用している印刷方式。
- 他の方式の弱点を克服したプリント技術で、染料系のインクを使用し、抜群の鮮やかさと精度を誇る。
- 印刷精度も高く、スマホカバーの側面やカメラ穴のキワなども綺麗に印刷できる。
- 欠点としては、熱を用いて製造するためケースに負荷がかかること、他の方式より単価が高い事が挙げられる。
- 曲面印刷方式でプリントしたhuru nia(フルニア)のスマホケース。